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息子の発熱に思う

3歳の息子の最近のブームは、恐竜とブロック遊びだ。

ブロックは立体ものを作るのも好きだが、最近は「車の線」と言いながら、道路を縦横無尽に作っている。

道路の途中にトンネルがあるので、

「トンネル作ったの?」

と聞いたら、「ちがう!車きれいきれいだよ!」と言われた。

どうやら、道の途中に洗車機を設置したらしい。

彼は、車に乗ったまま洗車機に入るのが好きなのだ。

 

さて、そんな彼だが保育園に行くようになって月1くらいのペースで風邪をひく。

今月も38度後半の高熱を出した。

インフルエンザではなかったが、顔を真っ赤にして、食欲もなく、ぐったりしている。

珍しく、自分から「お布団しいて」と言って、昼間4時間くらい深く深く眠っていた。

夜もほとんどご飯は食べずに、早々に寝た。

そして翌日は「治った~」と言って、けろりとしている。今回は経過が速い風邪であった。

 

息子が高熱を出したあとは、いつも何がしか成長している。

 

ある時は、一気に話せる言葉が増えた。←検診では「言葉が遅い」と指摘されていたが、解熱後に急にしゃべりだした。

 

ある時は、物凄く不機嫌で、かんしゃくを起こしていた。←情緒の発達で、必要な経過とみられる。

 

ある時は、急に背が伸びた。

 

心身共に、成長する一歩前に風邪をひくのか、風邪をひくと成長が早まるのか、両方なのか。

とにかく彼の風邪の後は、何がしかの成長がある。

チビ怪獣や子ザルのような息子がまた一歩、人間に近づいたことを肌で感じ、嬉しいような、ちょっと寂しいような、母は複雑な気持ちだ。

でも、1つ言えるのは、やはり風邪や発熱は身体にとって、必要な経過だということ。

 

 

そこに関連しての話題ですが、今年もインフルエンザが猛威を奮っているそうですね。

患者数は年々増加傾向で、患者数最多の昨年を上回る勢いだそうです。

病院によってはワクチンの在庫切れが起こるほど予防接種する人やマスク着用の人が増えているのに、年々患者数が増加するのは何故なんでしょうか。

 

私はもはや、忙しすぎる現代人の身体が休みを必要として、インフルエンザが流行っているように思えるのです。

 

普段は身体の疲労の声や不調を軽視せざるを得ない状況で仕事や家庭の為に頑張っている人たちが、否応なく身体と向き合うしかなくなる発病期間。

これは、身体の声を尊重し、ゆっくり休養する絶好のチャンスです。

間違っても仕事を持って帰ったりせず(笑)、たくさんの情報で頭を使ってしまうスマホも横に置いて、身体の求めるまま休養しましょう。

高熱はガン細胞を殺すというデータもありますし、身体の野性を高める良いきっかけです。

発熱という経過は、身体のリニューアル期間なのです。

必要以上にインフルエンザを怖がらず、なってしまった時は自分の身体が必要としていた時なのだな、と思えば良いのです。