· 

ナウシカの世界

おかげ様で最近はお客様に恵まれて、忙しくしております。

 

昨日はご依頼を受けまして、前橋まで出張施術をしてきました。

 

本来、出張は行っていないのですが、以前の整体イベントでお世話になったMagashi部の関根さんのご自宅サロンへ。

 

現在の情勢上イベントは実施できないのですが、愉和法の整体をとても気に入って下さり、関根さんとお母様へ施術を行いました。

 

ご自宅サロンもとても素敵な空間で、落ち着いたゆったりした施術時間を過ごすことができました。

 

 

さて、私は特に整体においては、その人の肉体、というよりも、その人のまとっている空間の1点からアプローチしているイメージを強く持っています。

 

そっとコンタクトをとっていると、その方の身体の中が動き出し、より良い方向へバランスをとろうと移行している様が手を通して伝わってきます。

 

時には体の外も内も融合しているような、外にあるはずの宇宙が体の中にあるような感じもしばしばするのですね。

(店名のCosmos=宇宙、調和はここから来ています。)

 

 

ここで少し話は飛びますが、最近、漫画版の『風の谷のナウシカ』を読み返しました。

 

初めて読んだのは妊娠中で、でも妊娠中というのは骨盤が広がっている時ですから、あまり内容を覚えていないのです。

 

500ページを超す図鑑のような分厚さの上下2冊。

 

腐海や蟲、戦争によって、人々は混乱や恐怖にまみれ、殺戮が繰り返されます。

そんな中を生き抜くナウシカのセリフにふっと目を奪われました。

 

「生命はどんなに小さくとも

外なる宇宙を内なる宇宙に持つのです」

 

 

ああ、やっぱり同じようなことを思う人がいるのだなあと、静かに感動しました。

 

 

腐海の恐怖、とまではいかなくても、私たちは今、日々新型コロナウィルスの影を感じながら、マスクを着けて生活しています。

 

ナウシカの世界では、腐海や蟲は世界の汚れを清浄にする為、新人類が人工的に作ったものでした。

 

そして、旧人類(ナウシカたち)は清浄の世界では生きられない体だということでした。

 

 

私たちは、今、ウィルスを一生懸命排除しようとして、手をせっせと消毒し、マスクをしています。

 

しかし、外部の何かを排除しようとすることは、己の内なる宇宙の一部を排除していることにはならないだろうか。

 

それは例えば、アルコール消毒で手の環境を守る常在菌も殺してしまうように。

 

大っぴらには言えないことですが、(そして、表向きには新しい生活様式のルールも守りますが)、ここに書き記しておこうと思います。