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不眠・疲れやすさ・抑うつ感は胸を見る

 

Cosmosでオーダーメイド全身調整を受けて下さったお客様のご感想で多いのは

 

『自分の不調の原因が分かって、ほっとしました。』

 

という声です。

 

特に、不眠や疲れやすさ、抑うつ症状で苦しんでいる方は、どうしてご自身の身体がこんなに辛いのだろうか…と理由が分からなくて色々と試された上でご来店される方がほとんどです。

 

または、いつも身体が重くて疲れやすい、やる気が出ない、それは自分が弱いからだ、と思い込んでいらっしゃる方もいます。

 

 

 

今回は、不眠・疲れやすさ・抑うつ感が強い方に、共通して見られる身体のポイントについて書きたいと思います。

 

上記の症状を起こしている場合、必ずと言っていいほど硬くこわばっている場所があります。

 

 

それは、胸です。

 

 

でも、胸が硬い、こわばって方いる、と言われてもなかなかピンと来ないかもしれません。

 

 

では、胸のこわばりをチェックする質問をいくつか挙げてみます。

 

当てはまるものが多ければ多いほど、胸がこわばっている可能性が高いです。

 

 

1、喉のつまり感や、物を飲み込む時のつっかえる感じ、胸のつまり感はありませんか?

 

2、両肩が前に入って、気づけば猫背になっていませんか?

 

3、呼吸が浅く、頭がぼうっとすることはありませんか?

 

4、みぞおちを触ってみて、かたさや痛みはありませんか?

 

5、食欲不振、吐き気や気持ち悪さはありませんか?

 

6、鎖骨からみぞおちまでの裏側、つまり、背中の上部のどこかに硬さや痛みを感じることはありますか?

 

 

いかがでしょうか。

 

YESの項目が多いほど、広範囲の胸のこわばりが予想されます。

 

 

例えば、1の質問に該当する方は、鎖骨周りや胸上部のこわばりがある可能性があります。

 

鎖骨周りは胸鎖乳突筋で側頭部につながっていますので(この記事の最初の解剖図で、青く塗られている場所が胸鎖乳突筋です)、

1の項目に書かれている症状と一緒に、側頭部や顎関節、こめかみ周囲の痛み、首すじの張り、食いしばりなどの症状も一緒に起きている方もいるかもしれません。

 

 

また、2や3の質問に該当する方は、胸郭のどこかが硬くなっている可能性があります。

 

例えば、こちらの図の青く塗られている胸肋靭帯や肋軟骨付近。

 

ここは、呼吸する際の肋骨の動きのカナメとなる部分です。

 

胸肋靭帯周囲の可動性は、呼吸が深くできるかどうか、質の良い睡眠がとれるかどうかを大きく左右します。

 

ところが、不眠、抑うつ感の症状がある方は、ここのどこか、または全体的にとても硬くなっている方が多いです。

 

そうすると、呼吸を深く行うことができないので、環境の変化やストレスで過換気状態になりやすかったり、常に酸欠のような状態で、疲れやすかったり、頭が上手く回らないことが起きるのです。

 

 

また、硬い胸に引っ張られるように、肩が前に巻いていきます。

 

そうすると肋骨も下がり、さらに呼吸が浅く、みぞおちも硬くなっていくのです。

 

 

それでも、ご本人はなぜそれが起きるのか分からない。

 

お客様を見ていると、胸をかたくしている方は真面目だったり責任感が強い方が多いです。

 

お仕事や育児など環境に求められていることに対して、自分のことは横に置いておいて頑張り過ぎてしまう。

 

頑張りを積み重ねた結果が、胸のかたさと、それにまつわる症状につながっていることがあるのです。

 

 

また、4や5の質問に該当する方は、みぞおち周囲が硬いです。

 

みぞおち右側の硬さは慢性的なストレス、左側も感情を抑圧していると硬くなってきて、吐き気や食欲不振につながります。

 

逆流性食道炎の症状が出る方もいらっしゃいますね。

 

 

お医者さんに行って胃カメラで診てもらったけど、なんの異常も無かった。

 

胃に効く漢方薬も飲んでいるけれど、ずっと続くむかつきや、胃が痛いのはどうしてだろう、というお客様がいらっしゃいました。

 

 

そのお客様はやはりみぞおち左側がとても硬く、数回の全身調整で元のように食べられるようになりました。

 

全身調整を受けるまで、自分のみぞおちが他の人と比べて硬くこわばっている、とは全く気付かなかったそうです。

 

 

 

ここまで、不眠・疲れやすさ・抑うつ感のある方の身体のポイントとして胸の硬さ、それと同時に起きやすい症状を書いてきました。

 

症状が複数当てはまっている方もいるでしょう。

 

「胸の硬さが関係しているのは分かった、じゃあ、どうすれば良いの?」

 

と思う方もいらっしゃると思います。

 

 

ご自身で行えるセルフケアとして有効なのは、寝る前に自分の胸やお腹の硬いところ、触れると痛いところ、冷えているところを探して、てのひらで温めるように触れることです。

 

身体というのはご自身が思っているよりデリケートです。

 

特に胸や腹は、強く触れれば、いよいよ中の組織や内臓を防御しようと硬くなります。

 

ですので、強く押したり、マッサージしたりしてはいけません。

 

温めるように、そっと手のひらをのせる、優しく触れる、というのが一番ゆるみます。

 

 

 

Cosmosのオーダーメイド全身調整も、お客様のお身体のゆるみや自発的変化を最大限に引き出す為、かなりのソフトタッチです。

 

 

初めて全身調整を受けた方は、まず、身体への触れ方に驚きます。

 

「そんなにソフトタッチで良いんですか?」

 

「本当に触れてるかどうか、くらいなんですね。」

 

そしてその後に必ず

 

「なのに、身体が、呼吸が、こんなに楽になるなんて」

 

とおっしゃるのです。

 

身体は強い刺激で、一方的な圧力で変えるものではありません。

 

ちょうど良い、優しく触れる力加減で触れると、自ずと変わってくれるものなのです。

 

不眠や疲れやすさ、抑うつ感、または上記に書いたような症状でお悩みの方は、良かったら、Cosmosの全身調整をお試し下さい。