もう梅雨になっちゃったの?と思いきや、貴重な晴れ間がありましたので、庭のレモンバームを吊るしてドライハーブにしています。
この時期、レモンバームのお茶を飲むのが大好きです。
そのままでも美味しいし、紅茶、緑茶、玄米茶など家にあるお茶とレモンバームの葉を混ぜて淹れると、爽やかな風味が加わって、とても美味しいのです。
さてさて、今日は頭痛や顔の痛みの応急処置のお話です。
飽くまでも応急処置なので、鎮痛薬を飲む前に試してほしいな、というひと工夫です。
私はもともと、ひどい頭痛持ちでした。
20代半ばから片頭痛が起こるようになり、ひどい時は目の奥の拍動するような痛み、吐き気、嘔吐までいくこともありました。
そして、整体をするようになってから、頭痛に関して何パターンかの改善方法を見出したのですが、
今日は頭部表面や顔面に感じる痛みへの応急処置です。
それは、髪の分け目、ピンで留めているところ、しばっているところを変えること。
まずやってみてほしいことは、頭痛や顔の痛みが起きそう、または起きた時に、試しに頭皮を動かすように触ってみることです。
頭皮がかちこちに硬くなってないか、触れるだけで痛みを感じるところが無いかのチェックです。
多くは、痛みが起きているのと同側(右側の頭痛や右側の顔の痛みなら、右の頭皮)、または後頭部が、かなり硬くなっていると思います。
そして、その硬くなっている側に髪の分け目があれば、違う方からの分け目を作ってみて下さい。
または、ピン留め、ヘアゴムでしばっているところがあれば、解いて下さい。
(またはしばる位置を大幅に変えて、ゆるくまとめる。)
これで30分ほど置いて、症状が改善されるようならば、その頭痛や顔の痛みは、頭皮の偏りによって起きていたものです。
日々、整体をしていて、頭痛持ち、肩こり・首こりをお持ちの人は、「頭皮が硬い」という共通項があります。
事務のPC作業が多い方、下向きの姿勢が多い方は後頭部が特に硬いのですが、
それだけでなく、髪の分け目や、よくピン留めしている場所、いつもしばっている場所も硬くなっています。
つまり、人工的に毛流れをつくっているところは、どうしても自然ではない方向に毛を向けるため、それに合わせて頭皮が寄ってしまうのですね。
そして、同じ分け目やヘアスタイルが継続されてしまうと、同じ場所の頭皮が寄って徐々に硬くなり、それが血流障害や神経の圧迫につながり、痛みになってしまうのです。
しかも、頭皮と顔の皮膚、筋肉もつながっています。
ちょっと毒舌なことを言ってしまいますが、TVでメイク用品のCM(特に若く見える化粧品)に出演している方は、皆さん、大体髪の毛をアップにされてますね。
そう、それは、髪をアップにして頭皮を引っ張ることで、顔のたるみやしわが引き上げられるから……
つまり、頭と顔は皮膚も筋肉もつながっている、ということです。
なので、顔の表面(特に額や目、鼻、頬周辺)の痛みが、頭皮の偏りから来ていることもあるのです。
お客様でお見受けするのは、顔面にもともと打撲や骨折など過去に強い衝撃を受けたことがあり、それが更に頭皮のこわばりに向かって引っ張られて痛みが出ているパターンです。
「顔の痛みが頭から来てるなんて思わなかった…」
とおっしゃるのですが、上記の化粧品CMの話をすると、皆さん深く納得されますね。
頭痛持ちは、男性に比べて女性の方が割合が大きいです。
もちろんそれは、月経などホルモンバランスの変化が頭痛につながる方がいらっしゃることもあるけれど、実はヘアスタイルによる頭痛も関係しているのではないかな、と密かに私は思っています。
調べてみたら、「ポニーテール頭痛」なんて言葉もあるようです。
お洒落や外見を気にすることは、多くの女性にとって気持ちが上がることですし、身だしなみの一部になっています。
でもそれが、お身体に痛みを生じさせる原因になっているのならば、少し工夫が必要です。
今回は頭痛や顔の痛みに特化して書いていますが、頭部の硬さは実は全身のアンバランスにつながっています。
脚の左右の長さの違いが、頭部の硬さの偏りから来ていることだってあるのです。
頭痛やお顔の痛みがある方は、気がついた時、気が向いた時にちょっと分け目を変えてみたり、
しばり方やピン留めする場所を変えてみたりしてみて下さい。
ちょっとの工夫が身体を楽にすること、そしてちょっと違うヘアスタイルの新鮮な自分を発見できることにつながります。
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