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夏に向けて胸を開いていく

 

新生活が少しずつ身体に馴染んだかな?と思ったら、もうあっという間に5月ですね。

 

日差しや気温から、蒸し暑い時期が近づいてくる足音が聞こえます。

 

身体の放熱ポイントは、手首や足首など、「首」がついているところと、胸部が重要になってきます。

 

 

4月にお客様のお身体を拝見していてよく感じたのは、胸がかたい方が多かったこと。

 

これは、新生活や新しい環境での緊張やプレッシャーが大きかった人は顕著でした。

 

症状としては、呼吸の浅さ、眠りが浅い・入眠しづらいなどの睡眠に関すること、またはだるさや疲れやすさに表れます。

 

 

これからの時期、胸部の柔軟性は放熱しやすい身体につながりますので、少しずつ胸を開いていく意識があると過ごしやすくなるかなかな、と思います。

 

胸の可動性を上げる、というと、前に丸まっている肩を広げて、胸を開く動作が真っ先に浮かぶ方が多いと思います。

 

もちろん、それも結構です。

 

その上で、胸の可動性を上げる為に、少し意識してもらえると嬉しいポイントがあります。

 

それは「手のひらを外側に向けて、伸びの動作すること」です。

 

 

例えば、両腕を上げて伸びの動作をする時、ただ手を上に上げるのではなく、手のひらを外側に向けるようにすると、少し捻りの動きが加わります。

 

そうすると、胸周りがひと段階、気持ちよく伸びます。

 

 

脇腹を伸ばすように、片腕をあげて横に身体を倒す伸び動作でも、手のひらが外に向くことを意識して行うと、思っているよりももう1段、深く伸びをすることができます。

 

伸びをする時は、気持ちよく伸びているのを感じながら、深く数回呼吸します。

 

 

伸びを終えた後は、身体を元の状態に戻し、背骨の中を吸う息と吐く息が通るのをイメージして、もう数回ゆっくり深呼吸します。

 

そうすると、新鮮な気が身体に行きわたっていくのを感じられます。

 

また、胸郭が気持ちよく広がったのが分かることでしょう。

 

 

気付いた時にやるだけで、胸の可動性が上がり、呼吸の浅さや、放熱、内臓疲れ対策になります。

 

良かったら、やってみて下さいね。