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香川照之さんはなぜ名俳優なのか~体癖から考える~

 

いや~、日曜ドラマ『半沢直樹』が終わりましたね。

 

私は、ストーリーどうこうというよりも香川さんのファンなので、観られる時は観ていました。

 

役者の皆さんの演技は熱いし、やりすぎだし(笑)、勧善懲悪ドラマという意味では、もうほとんど水戸黄門と変わらないのですが、ついつい見入ってしまうのですね。

 

それはやはり、視聴者の皆さんが組織や集団の一員である経験をお持ちで、腐敗した構造を抜本的に改革したいという理想をお持ちだったり、Noと言える社会に対する憧れだったり、そういう希望をこのドラマを通して持ち続けようと思えるからなんでしょうね。

 

 

で、そこで香川さんですよ。

 

このドラマもそうですが、香川さんは、あらゆる映画やドラマで、怪演とも言うような観る人をぐっと掴んで離さない魅力をお持ちです。

 

また、俳優さんのお仕事だけではなく、ボクシングや昆虫への造詣も深く、NHKでは愛すべきカマキリ先生として異彩を放っています。

 

私は体癖を学んでいるので、体つきや歩き方などからその方の資質や性格などを妄想するのが好きなのですが、

 

香川さんは胴体が太く、声がよく響くことから、体癖は捻れ型の体つきかな、と思います。

 

でも、香川さんは普通の捻れ型ではありません。

 

『昆虫すごいぜ!』ではカマキリを愛しすぎているせいで、「俺はカマキリになりたいんだ!」とよくおっしゃっています。

 

また、オニヤンマ(をメインとしたトンボ)の回では、猛スピードで飛び回るギンヤンマを捕まえて「俺はギンヤンマに生まれ変わっても良い!」ともおっしゃっています。

 

これは愛する対象と距離をつめたい(というかそのものになってしまいたい)体癖9種の言葉です。

 

9種は集中力が高く、直観に優れていて、すぐその世界に入れ込めます。

 

でも、香川さんの魅力はまだまだ終わりません。

 

 

香川さんを別角度から見ると、首が太く、首の後ろに勢いがあることが分かります。

 

これは、体癖で言うところの上下型の特徴なのですが、分析力に非常に優れ、頭脳明晰、論理的思考が得意、また、物事を客観で捉えることができる人に多いものです。

 

つまり、体つきは闘争的な捻れ型ではあるのですが、サブ、又は潜在的体癖に9種や上下型をお持ちなのです。

 

 

これは何を表すかというと、悪役から知性派まで様々な役をこなす引き出しを持っていて、尚且つその役に没入する素早い集中力を持ち、それをご自身で俯瞰で見られるということになります。

 

だからこそ、香川照之さんは名俳優なのです。

 

香川さんの役者としての振り幅、そしてお持ちの体癖を活かしている様子を楽しめる作品は数多くありますが、今回はその1つとして『鍵泥棒のメソッド』を挙げておきます。

 

 

こちらの映画も『半沢直樹』でタッグを組んだ堺正人さんとの共演です。

 

香川さんは、緻密で完璧主義の殺し屋、コンドウを演じています。

 

ここでは捻れ型と9種の良さが存分に生かされています。

 

 

コンドウはとあるきっかけで銭湯に入り、風呂場の床で滑って頭を強打し、記憶喪失に。

 

堺さん演じる、貧乏でだらしない暮らしをしていた桜井にはめられて、その日から桜井として生活することになります。

 

記憶が戻らぬまま、元々の生真面目さとやりだしたら一心不乱に努力する姿に、広末さん演じる水嶋香苗は心を寄せていきます。

 

この記憶が無くなっている時の演技は、上下型の頭から先にふらーっと動く感じがよく出ています。

 

 

 

今日はこんな感じで、香川さんの名俳優たる所以を体癖から考察しました。

 

それぞれの体癖については、私の独断で書いておりますが、こちらを参考にしてください~。

 

 *体癖withコロナシリーズ*

 

➀上下型(頭脳型)⇒論理思考型、主観より客観、人にどう見られるかが気になりがちな方はこちら

 

②左右型(消化器型)⇒好き嫌いが判断基準、食べることが好き、明度や彩度が高い色彩が好みな方はこちら

 

③前後型(呼吸器型)⇒損得勘定が得意、動くことや新鮮な環境、非日常感が好きな方はこちら

 

④捻れ型(泌尿器型)⇒負けず嫌い、天邪鬼、机に向かおうとすると上体がねじれるor足を組みたくなる方はこちら

 

⑤開閉型(骨盤型)⇒愛憎、執着が人生のテーマ、愛情深い人、面倒見が良い方、短期的でも長期的でも集中が得意な方はこちら